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2025/01/14(Tue)17:06

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不況の時代は濃厚かスッキリ?――それゆけ!カナモリさん

2009/02/09(Mon)18:25

景気の低迷は家計を圧迫し、生活者は生活防衛のため財布の紐を固く締めるようになった。そんな時代に売れる商品とは、いったいどんなモノだろうか。グロービス・マネジメント・スクールで教鞭をとる金森努のコラム。

不景気は消費の低迷をもたらし、不要不急の消費は控えられる。商品の選択基準はより厳しいものになり、贅沢消費はまっ先に削られる。その次に来るのは嗜好 品の買い控えで、そして、最後に来るのは食料品をはじめとした生活必需品の低価格帯への移行だ。大手流通のプライベートブランドが、隆盛を誇っているのも その表れだといっていいだろう。

こうした環境下で、生活者にアピールすべく、製品特性を極端にした商品や広告が目立っている。

まず、気になった商品は日清食品のカップ麺「日清味の二重奏Wホワイト濃厚とんこつ麺」。同社のニュースリリースによると、2009年1月26日に全国発売という。

昨今のラーメンの流行は「2つの素材で仕上げるWテイスト」だというが、そのトレンドを巧みにとらえた同商品の価格は税別235円。カップ麺としては高価格帯狙いだ。

顧客がある製品やサービスに対して適正と考える価格を、「カスタマー・バリュー」という。カップ麺のカスタマー・バリューは100円と言われる。昨年1 月、日清食品のカップヌードルが原材料の高騰を受け値上げをし、量販店での売上が前年同月比40%減となったことは、記憶に新しい。一方で、そのカスタ マー・バリューに適合するように、プライベートブランドは見事に88円~98円の価格帯で商品を販売している。

もはや価格勝負では、メーカーは独自商品を維持できない。「Wホワイト濃厚とんこつ麺」はフツーのカップ麺が設定している倍以上の価格を付け、プライベー トブランドがどちらかといえば万人受けするあっさり味なのに対し、「特濃」という切り口で独自の魅力をアピールしているのだ。

同じように「濃い味」で勝負に出た商品を、飲料でも見つけた。不二家の「ネクター濃い果汁 白桃」。同じく1月26日発売だ。同社のプレスリリースに よると、国産の白桃を丸ごと裏ごししたピューレを40%も使い、「本物の桃を食べているような、濃く果肉感のあるのどごし」が特徴だという。290g入り の小型ペットボトル入りで税別147円。これもまた、量と価格のバランスでいえば少々割高の商品を、いままでにない製品特性をアピールして購入させようと いう戦略だろう。

「濃い味」に対して、「スッキリ」で勝負する商品もある。

カゴメの「野菜生活100 Refresh!」。「グレープフルーツ&レモン」と「青リンゴ&ライム」という、いかにもさわやかそうな果汁と野菜汁を50%ずつブレンドし、「これま でにないスッキリした味わい」を実現したという。スッキリ感にこだわるのは、同社が消費者調査をした結果、野菜ジュースの飲用シーンで、「お風呂上がり」 や「気分転換がしたい時」 という回答が大きく伸長しているからだという。つまり、野菜ジュースは「身体にいいから」「栄養が取れるから」という理由で飲まれているのだ、という先入 観を一度クリアして、生活者のニーズの変化をとらえた結果だ。

もう一つ、「スッキリ」の飲料がある。サッポロ「NEWドラフトワン」。「ビールより、スッキリ!が欲しい。」というキャッチコピーが印象的だ。さらに商品名とセットで「スッキリの代名詞」とまでうたっている。

以前のコラムで、キリン「Sparkling Hop(スパークリングホップ)」を紹介した。ニュージーランド産ホップのフルーティーで華やかな香りをさらにグレードアップさせるとともに、よりすっきりした軽快な味わいに仕上げた、と昨年11月下旬に製品リニューアルを行ったものだ。「フルーティーですっきり」は、ビール離れが激しい若年層の取り込みを狙ってのことと分析した。

一方で「NEWドラフトワン」。「フルーティー」という要素を歯牙にもかけず、ひたすら「スッキリ」という一点突破で勝負を挑んできているのだ。味わいよりもひたすら「のどごし」にこだわるターゲットに絞り込み、さらにメッセージも先鋭化するという戦略。

ついつい、製品を提供する側としてはターゲットを絞り込むと、「そんなにターゲットはいるだろうか?」と心配になる。また、製品作りも「こんな特性も持たせたい」と欲張ってしまう。その意味からすると、新しいドラフトワンは、見事な割り切りをしているといえるだろう。

カップ麺も飲料も、トレンドとしては普通の味ではなく、「とことん濃い」か「今までにないスッキリ」か、両極端に振れている傾向が見てとれる。その背後に あるものは、「普通の商品では戦えない」という環境下で、ターゲットを絞って独自のポジショニングを確立しようという戦略ではないだろうか。

そして、いわゆる“普通の商品”が、幅広い生活者から求められるという時代が、いよいよ終焉を迎えたという風にも見えてくる。この4商品の売れ行きは要チェックだ。
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No.67|未選択Comment(0)Trackback()

SSD搭載のノートPCを格安販売する東芝の“賭け”

2009/02/09(Mon)18:24

ートPCの記憶装置が変わろうとしている。正確に言うなら、現段階ではモバイルノートの記憶装置が変わりつつある。

すでにご存じの方もいらっしゃると思うが、今話題になっているのが「SSD」だ。SSDとは、「Solid State Drive」の頭文字を取った言葉で、フラッシュメモリ・ドライブという意味だ。

簡単に言ってしまえば、「デジカメに使われるような容量の大きなメモリカードが、ハードディスクに変わる」と考えればよいだろう。携帯ノートにとってSSDは、ハードディスクより優れている3つの特徴がある。

・機械的な動作がないので、電力消費が少ない

・データの読み書きが高速(現時点では特に読み出しが高速)

・HDDに比べると衝撃に強く、クラッシュの可能性が低い

実際にSSDとHDD搭載モデルが選べる携帯ノートでは、SSDモデルの方が軽くて、バッテリーの駆動時間も長い。読み書きの高速化は、現時点でも進化の最中で、今後さらにレスポンスがよくなるだろう。

「すでにSSDモデルを以前から発売していますが、故障は確かに少ないです。HDDに比べて劣る点は基本的にはありませんので、ご安心してお求めいただけます」(東芝PC第一事業部 PCマーケティング部 影山岳志部長)

もちろんこの故障というのは、“衝撃などによる故障”も含んでいる。
まだ進化の途上にあるSSDだが、特に遅いとされている書き込み速度もどんどん向上中だ。

とはいえ、デスクトップ用の高速なHDDに比べると、パフォーマンス的にはやや劣っているケースもある。でも、モバイルノートのHDDは小型化を優先するために、そもそもの性能が低い。SSDによって、性能は大きくアップするのだ。

No.66|未選択Comment(0)Trackback()

利上げする国際情勢にない=ゼロ金利の効果は限定的-麻生首相

2009/01/29(Thu)11:20

 麻生太郎首相は19日の参院予算委員会で、日銀の金融政策運営に関連し、「世界中がゼロ金利にほぼ近くなっている中で日本が(金利を)上げれば、間違いなく円高の呼び水になる。いま日本だけが上げるというような国際情勢にはない」と述べ、世界的な経済危機の中で当面は低金利を続ける必要があるとの認識を示した。
また首相は、1990年代後半の日本の金融危機の際の政策対応に関し、「ゼロ金利より不良資産の買い上げや銀行への資本投入などの方が効果が大きかった」と指摘。景気悪化で企業が債務の最小化に注力している時は、「金融政策は効果を上げにくいというのが経験則だ」と述べた

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経済危機「脱出できぬはずない」=麻生首相

2009/01/29(Thu)11:18

 麻生太郎首相は28日午後、施政方針演説で最も力点を置いた点について「(世界的な経済危機で)先進国の中で傷が浅いと言われている日本が、今回に限っ て危機を脱出できないはずはない。われわれは自信を持って臨むべきだというのがわたしの思いだ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
野党が具体性に欠けるなどと批判していることについては「数字は細かく具体的に説明したと思っている。見解が違う」と語った。

No.61|未選択Comment(0)Trackback()